2012年10月8日月曜日

「Hojoki」ほっといてもライフログ作成とチームのコラボができる

簡単に自分のアクティビティのログをとれること

最近ライフログを取ることが大事!とまでは言わなくても、もったいないなんてことが言われることがあります。 ということで、ライフログを取るための道具の筆頭としてあげられるのがEvernoteですね。

Evernoteはその使いやすさとともに、パソコンだけでなくiPhoneやAndroidなどのアドオンアプリなどの充実で、ちょっとしたメモから、写真の投稿まで実に簡単に行うことができます。

私もちょっとした思いつきから、ちょっと間食や買い物をした時のレシートの写真、ミーティングのメモや議事録、ウェブで見た気になった記事をはじめウェブのクリッピングなど様々なものを取り込んでいます。

ライフログのソースは一つだけではない
でも、記録のソースはEvernoteだけではありませんね。Evernoteが唯一の情報ソースだとすれば、イチイチEvernoteにすべてを取り込まないといけません。



GmailやGoogleのカレンダーに加えた変更、Googleのコンタクトへの追加。DropBoxに保存したファイルに、Twitterへのつぶやき等々ウェブにヘビーに依存した人ほど、実は自分の活動の記録ってあちらこちらにあるわけですね。

つまり、できるだけ自分の日記代わりにこれらの情報を使おうと思うと、これらのソースをひとまとめにすることが必要なわけです。

ということで、見つけたものが「Hojoki

様々なクラウドの情報を一つのタイムラインにまとめることができる「Hojoki」

このHojokiとはなんぞやというと、前述のものをはじめとする様々なクラウドサービスに保管されている情報を、ひとまとめにしてタイムラインで見られるようにできるサービスなのです。

ちなみにこのサービス名の「Hojoki」、決して日本生まれではないですが由来は鴨長明の「方丈記」なんだそうです。

複数のクラウドサービスを一つにするというのは具体的に言うと、こんなイメージです。

Hojokiのタイムライン

たまたま、このタイムラインにはEvernoteからのものと、DropBoxからのものしかリストされていませんが、私の場合には他にもGoogleカレンダーやコンタクト、Google Reader、Twitter、Trello、Mendeley、Google DriveにDeliciousなども登録しているので、これらのシステムに私が加えた変更はすべて「Hojoki」にまとめられてタイムラインに流すことができます。

つまり、時間軸で私が加えたすべての変更が一覧できるのです。

時間的にこのタイミングで何かをやったはず、という場合に仮にどのシステムでその作業を行ったことがわからなかったとしても探しやすくなります。

変更履歴も自動的に記録
時には、スケジュールの変更の変遷なんていうのも記録が残っていたほうが良い場合がありますね。

あるいは、一度作成したデータの更新があった場合なども、それがいつなのかということの記録があるに越したことはないと思います。

Hojokiでは、そのもとになっているシステム上で変更が加えられたらそれについても記録が残ります。

例えば私が、Google Calendar上である人の来社日程が変更になった場合、元の記録が「Delete」されて、新しい日程が「Create」されればそれがそのまま記録されます。

また、Google Drive上で二度ほどあるファイルに更新をかけるとそのことも記録されます。

そのようにファイルだけではなく、スケジュールのようなアイテムに対して記録が勝手に残っていくのです。

異なるクラウドシステムや人の間で情報を共有
例えば、Evernoteで作成したある情報を編集して、それをGoogle Drive上の別のファイルにコピーをしたいとします。

作業としては2つのアプリケーションを立ち上げて、その間で作業をすることにはなりますが、Hojokiから2つのファイルを同時にローンチできるので、移動が容易になります。

でも、一人で作業をしている場合には、このことにはあまりメリットを感じないかもしれません。

プロジェクトのコラボレーションで使うと有効か!?
ここから先は、本当のプロジェクトで試しているのではなくて機能チェックがてらテストプロジェクト的にしたものです。

Hojokiでは、自分のスペースである「My Cloud」と呼ばれるスペース以外に、「workspace」と呼ばれるスペースを作ることができます。

ここをプロジェクトごとに作成したとします。

各workspaceには、自分以外にコラボレーションをする人たちを招待することができます。

このworkspaceで共有するドキュメントは、あなたが連携しているすべてのクラウドアプリのすべての情報でも良いし、特定のアプリの特定の情報だけというように選択することができます。

例えば、Evernoteをこのスペースで共有する場合には、あなたのすべてのノートを共有してもよいし、特定のノートブックを指定したり、特定のタグを指定することができますので、不要なものを共有することはありません。

ということは何が良いのかというと、あなたとプロジェクトコラボレーションの仲間がどのようなアプリを使用していようと、Hojoki経由で連携を取ることができるし、さらにその仲間がそのファイルに対して加えた変更もタイムラインでわかるのです。

コラボレーションの管理をするためにはとても便利なツールといえます。

例えば、ある人を後からプロジェクトに加えたとしても、特に面倒なセットアップをすることをなしに、その人の持つファイルや情報をそのアプリケーションに関係なく共有することも可能なのです。

さらに、そのエントリーに対してコメントをお互いに加えたりすることができるなど、インタラクティブなやり取りができます。

Workspace上のタイムラインとコメントのやり取り

また、そのworkspaceへの変更は、My Cloud上でも一覧として確認できます。

ラベルもついているので、すぐに判別することができます。

My CloudでもWorkspaceでシェアされてものはすぐにわかる

いわゆる専用のコラボレーションツールと比較するとかなり「緩い」ともいえますが、今ある主要なリソースを一挙に連携できるということに対するメリットは大きいでしょう。

設定はすごく簡単!
ちなみに、設定はすごく簡単です。
Facebookか、Googleのアカウントがあれば、ほとんど手間なしにできます。

HojokiはFacebookかGoogle Accountがあればすぐにアカウントが作成できる

ログインの途中や、データが表示されるまで待ち時間には、このような絵が出てきてなんとなく楽しませてくれます。

Hojokiの待ち時間中の画面

一度アカウントがセットアップできれば、後はどのようなクラウドのシステムをHojokiとつなげるかを選択すればOKです。現在、Hojokiでは下記のようなシステムとの連携が実現できています。

ソフトウェアの開発プロジェクトをしている人たちにも使いやすいプロジェクト管理ツールや、Issue管理などのシステムとの連携が取れているのも面白いですね。

2012年10月時点で24種類のクラウドシステムと連携可能


これだけのシステムとの連携を一挙にはかることが可能なので、考え方、やり方次第で色々な使い方ができそうですね。

Hojokiの説明については下記の動画がわかりやすいです。


【参考リンク】
Hojokiサイト:http://hojoki.com/



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